
小児腎臓病。学校検尿で有所見者の3次健診(精密健診)を実施しているが、専門外来は設けていません。腎臓の生検組織の特に電子顕微鏡の写真に衝撃を受け、自分の手で写真を焼きたいと思ったのがきっかけです。腎臓病の確定診断は生検で得られた組織片を病理学的に染色して行う組織学的なアプローチが最も重要で、その際用いられる検査が「腎生検」です。この検査はリスクを伴うので、個人病院では不可能です。ただし、学校検尿の3次健診で受診された、本人やその家族には、腎臓が体のどこにあるのか、その割面はどうなっているのか、尿を作る工場(ネフロン)のことなど絵をみながら説明します。現在腎疾患は殆ど扱っていませんが、心因性頻尿とか夜尿症は診療可能です。
発現している症状の背後にある病態に即した治療を心掛ける。